「今が最も適切な時期」
4月に任期満了を迎える熊本県の蒲島郁夫知事は12月6日の県議会本会議の中で「今の良き流れを踏まえれば、有能な人物に県政を託すことが流れをさらに強く、大きくし、県民総幸福量の最大化を目指す上で最も望ましい選択だと思い至った」と述べ、今期限りで退任する考えを表明した。
前川收県連会長の一般質問に答えた。熊本県知事で戦後初めての4期目の県政運営を担っていた蒲島知事の不出馬表明で、16年ぶりの知事交代となる。
蒲島知事は「良き流れ」の具体例として、熊本地震や令和2年7月豪雨災害からの創造的復興、TSMCの進出などを挙げた。「新たなリーダーに県政を託すとすれば、今が最も適切な時期だ」と述べた。