先端産業の再生をよろこぶ
県議会厚生常任委員会(高野洋介委員長)の管内視察として県立こころの医療センターとKMバイオロジクス㈱本社(旧化血研)を視察した。
前者は旧富合病院で、県立の精神病院であるが重症病棟も視察。築20年の同施設だが、入所者の人権を尊重、明るくアメニティに配慮された運営がなされていた。一人でも多くの入所者が社会復帰していくことが望まれる。
一方、旧化血研は、地域に密着し県民の期待と信頼を集めてきたが、新しく株式会社として再発足。県も2%を出資しており、世界的な先端産業の城として、又、500名からの研究者を擁する知の拠点としてさらに十分社会的責任を果たされることを期待したい。なお、席上、岩下は、血液製剤、インフルエンザワクチンなどの原材料、すなわち人血液、またワクチンの場合は、鶏卵の安定的確保について、また世界が注目する先端産業であるが故に、産業スパイに対するセキュリティ対策について意見を述べた。