補正予算など79議案可決
熊本県議会の12月定例会は12月19日、熊本空港とJR豊肥線を結ぶ空港アクセス鉄道の設計調査費用や大雨被害の復旧費用を盛り込んだ2023年度一般会計補正予算など79議案を可決して閉会した。
今定例会には開会日に47議案、11日に10議案、そして閉会日に2議案が提出された。これらに加え、9月定例会で継続審査とした2022年度一般会計決算など20議案も採決した。2023年度一般会計補正予算にはTSMCの菊陽町進出に関し、セミコンテクノパーク周辺の道路整備費用に加えて新たな排水処理場整備に向けた準備費用を含めている。熊本空港とJR豊肥線を結ぶ空港アクセス鉄道の設計調査費や、大雨で護岸が崩れた山都町の五老滝川などの改良工事も計上した。補正後の一般会計総額は、1兆45億6900万円となる。議案の内訳は、決算関係20議案、予算関係13議案、条例関係6議案、人事関係1議案、意見書2議案、その他37議案となっている。
意見書は国に対して防災、減災対策を継続的に進めるための予算確保や、診療報酬の実態に即した改定を求めた。