国への財政支援を求める
県議会は12月定例会最終日の22日、JR豊肥線肥後大津駅からの分岐が決まった県の熊本空港アクセス鉄道計画に関し、早期実現を求める決議を賛成多数で採択した。世界的半導体メーカー、台湾積体電路製造(TSMC)の県内進出で交通ネットワークの強化が必要になるとした自民党。決議は、TSMCや関連・取引企業の空港利用や新たな住居者の増加などで空港周辺地域はこれまで以上に活性化が見込まれるとアクセス鉄道の必要性を強調。県に対し、国への財政支援を求めつつ「強い覚悟を持って事業に取り組む」ことや、JR九州との協議を急ぎ応分の整備費や運営費の負担を求めることを要望した。
県議会の12月定例会は22日、2022年度一般会見補正予算など、議員提出をふくむ93議案を可決・承認・同意・認定して閉会した。
一般会計予算には566億5800万円を追加し、総額9957億4400万円となった。