岩下栄一の県政人語

岩下栄一の県政人語1.25  新しいくまもと創造に向けた基本方針

  • 2021.1.25

熊本県は、新しいくまもと創造に向けた基本方針を策定したが、以下、まとめたものである。

<策定の趣旨>

本県に甚大な被害をもたらした平成28年熊本地震から4年の歳月が過ぎた。地震からの一日も早い復旧・復興を目指し、「被災した方々の痛みの最小化」、「創造的復興の実現」、「熊本の更なる発展につなげる」という三原則を基本に、県民の皆様と一丸となって真剣に取り組んできた。その結果、現在、復旧・復興が着実に進んでいる。

そのような中、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大という新たな危機に直面し、県民生活と県経済に深刻な影響を及ぼしている。これまで、県民の皆様の声をお聞きし、複数回の緊急対策を実施するなど、迅速な対応を行ってきた。引き続き、感染拡大防止と県民生活や県経済の回復という二つの目標のベストバランスを目指し、全力で取り組んでいきたい。

さらに、令和2年7月豪雨への対応では、被災された地域の皆様が、将来にわたって「夢」や「誇り」をもって生活できるよう、「令和2年7月豪雨からの復旧・復興ブラン」を策定した。このブランを、今後の復旧・復興の道筋として、住民の皆様や各市町村と共有し、「愛する地域で誰もが安心・安全に住み続けられ、若者が“残り・集う”持続可能な地域の実現」を目指し、全力を挙げて取り組んでいく。

今回策定する「第2期熊本県まち・ひと・しごと創生総合戦略」は、まち・ひと・しごと創生法第9条に基づく、熊本県のまち・ひと・しごと創生に関する施策についての基本的計画として、新型コロナウイルス感染症による危機を乗り越えるとともに、2つの災害からの創造的復興を熊本の発展につなげ、地方創生を実現するため、今後の目標や施策の基本的方向、「新しいくまもと創造に向けた基本方針」に沿って実施する具体的施策をまとめたものである。

この総合戦略のもと、「県民総幸福量の最大化」の考え方を継承しながら、国・市町村・企業・民間団体・県民の皆様と一丸となって取り組みを進める。そして、50年後、100年後を見据え、熊本の更なる発展につなげていく。(基本方針より引用)

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